勉強, 施工管理

【エンジンウェルダーとアース】

御無沙汰しております。市中の騒動に私も例外無く巻き込まれ、てんやわんやの日々で御座いました。

今回は「エンジンウェルダーのアースの取り方について」です。

【端子説明】

先ずは、下図を御覧下さい。

2つの端子の結び方がポイントになります。

上…“機能(漏電遮断用)接地端子”

可搬式の小型発電機は「フローティングシステム」を採用しており、接地をせずとも漏電しない構造と成っています。その為、漏電遮断機を折角備えていてもそのままでは回路が形成されず、機能が望めません。よって、アースが必要となります。

下…“外箱接地端子”

可搬式の小型発電機は、基本的に絶縁状態にあり外周金属面(外箱)に触れても感電しません。しかし、機材の経年劣化に伴い絶縁部が磨耗損傷して露出などしていた場合、大地に立つ作業員が触れると回路形成され感電の恐れがあります。それを防ぐ為、アースが必要となります。

【接地方法】

接地方法として、①と②の2通りのアース(接地)の取り方が有ります。

①独立接地…上下端子の別々からアースを取ります。

②共用接地…上端子→下端子にアースと繋ぎ下端子から一本にまとめて接地を取ります。

どちらの取り方をしても地面に流れ出る電気の道は同じ所へ行きます。ですので、どちらの取り方をしても問題有りません。

後は、ゼネコン次第。現場次第と成ります。

時代によっては「片方のやり方は悪手」とする考え方も有ったので、事前に確認をしたいところです。

2020年現在。建設業では、②の共用接地が主流となっています。

【その他の注意】

・O端子

稀に見られる接続方法で、“O端子”に負荷側のアースを接続する方を見受けますが、これは間違いです。「低電圧取扱業務特別教育」の受講を勧めます。

・迷走電流

また、アースを設置する際は、“迷走電流”に注意しましょう。接地場所と溶接場所が遠く、そばに単管手摺りなどが固定されている場合、電気が手摺りを流れてしまいそれに触れた作業員が感電してしまいます。