危険予知活動シリーズ!
今回は、そろそろ各現場でも対策が始まっている「熱中症」についてです。
そもそも、熱中症に対して「熱中症予防教育」と言う特別教育が存在します。
私もそれを受講してますが、残念な事に熱中症になりました。
その点も踏まえて、KY内容を作成します。
○熱中症対策グッズ
・空調服を着る
最近はコレがベタな対策ですが、実際酷暑に成ると対応は仕切れません。熱風が服に入るからです。
袖口を止めて、襟口から風を出してますが逆にゾクッとして仕舞います。
この辺りが、「空調服嫌い」な人の理由みたいです。
・ヘルメットに送風機を付ける
タジマさんが出しているヘルメット装着型送風機が有ります。
バッテリーはライトと兼用でき、冬でも電池は使い回せます。
ヘルメットの中へ風を送るタイプと、襟足に風を吹き付けるタイプの2種類が有ります。
コレはヘルメットの中のショック吸収構造で使えるか否かが決まります。
ヘルメットの内側がウレタンで埋まっていると風が通りません。私の会社もこのタイプの為、襟足に直風しています。
この商品は、日除けのフードも別売されており、一通り集めるとだいぶ暑さが緩和されます。
・首やベルトに下げて送風する後付けタイプ
アマゾンや道具屋さんでたまに見かける物ですが、サイズや能力がマチマチで実際の効用は高い物が少ない様に感じます。
まだまだ開拓が必要な範囲ですね。
○その他対策
・こまめな水分塩分補給
基本的にはスポーツ飲料です。
然し、スポーツ飲料の味が嫌いだったり、現場で用意が無い場合もあります。
そんな時は、麦茶や水でも構いません。
一緒に塩タブレットや梅干しを食べましょう。
私の現場では、職人さん達に「うめしば」を食べて貰ってます。顎を動かして塩分を摂り、水分も補給する。
昔は現場に梅干しが瓶ごと置いてあったと聞きます。
何パターンか、水分塩分補給の方法は用意した方がいいでしょう。
・昼休みに下着をかえる。
コレは大手ゼネコンで実際に試して、成果の出た方法だそうです。
熱中症患者が大量に出た鉄骨工への改善方法として試験的に取られました。
下着のシャツだけでも変える事で、体から出る汗を吸収し発汗を促すそうです。
汗をかく事で体温を下げますから、理に適った対策だと思います。
以上が対策です。
KYでは「熱中症対策をする」など具体的に書くスペースも少ないと思いますが、個別KYの時に職人さんに話して促すと効果が出ると思います。